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あきんどブログ記

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昭和懐かしの映画


「昭和懐かしの映画」内田務(フリーコピーライター、下香貫)
沼津駅南の商店街で三日に始まった「昭和モダン・ギャラリー」(十二日まで)は、沼津の昭和美の復刻と再発見のイベントで、相変わらずの寒さが続く中ではあるが、初日に足を運ぶと、駅南商店街から熱く燃える情熱が伝わってきた。
大手町商店街の「さんさんホール」ではダイハツ・ミゼットが飾られ、昭和三十年代の駄菓子屋さんが再現されてタイムスリップした気分になり、仲見世商店街を歩くと、東映のチャンバラ映画のポスターが展示され、当時の音楽がBGMとして流れている。最後に沼津信用金庫のストリートギャラリーでは、極めつけの「昭和懐かしの映画ポスター展」で、どっぷりと"昭和”の気分に浸ってしまった。
この日は風が強く、寒さが身に染みたが、邦画黄金時代のポスターを一枚一枚見て、三十年代生まれの私は、その前の世代の邦画のよき時代に思いをはせた。
近くで見ていた中高年世代の人達は口々に懐かしさを語り、ダンディな男性は、骨太で脚本がしつかりしていた黒沢明の映画をほめたたえ、ある女性は、私が知らない洋画系のセントラル劇場をはじめ、第一劇場、東海劇場など松竹系、大映系の直営映画館の思い出を語ってくれた。
私が生まれる前の沼津には、本当にたくさんの映画館があって、今の中高年の人達にとっては、娯楽としてテレビよりも楽しんでいたようだ。三十年代と言えば、昨年末、私は「オールウェイズ三丁目の夕日」という邦画を見た。小学館の「ビッグコミック」で連載される西岸良平氏原作のストーリーは、物はなくとも思いやりがあつた三十年代をメルヘンタッチで描き、三十三年の東京タワーが完成しようとしていた東京の、とある商店街の二つの家庭を中心に、人と人との絆や人情を教えてくれた。私は、血がつながらなくても、親子のように暮らす駄菓子屋の親父と身寄りのない少年のふれあいに、後半、涙が出てきて止まらなかった。」それは、血のつながらない大人と子どもが強い絆で結ばれていたことに驚いたからだ。
思えば、一九七〇年代半ば、高校に入った私は学校で映画研究会を作り、文化劇場で洋画の名画を見まくった。ビートルズの三本立て大会を見たり、テストで失敗して「ロッキー」を見て元気になったり。学校帰りに二本立てを見ては人生と恋愛を学んだ。
昨年三月、沼津信用金庫の四階で「西周(にし・あまね)展」が開かれて映画「沼津兵学校」が上映され、好評だったと聞いた時、文化劇場があった場所が沼津信用金庫の建物として変わっても、文化の情報発信基地として、その魂は「ぬましんストリートギャラリー」に受け継がれていると感じた。
七〇年代の私の夢は、沼津に五〇年代や六〇年代の懐かしい邦画を上映してくれる名画座ができることだった。今回の「昭和懐かしの映画ポスター展」をきっかけに、ぜひとも沼津信用金庫で、今度は本物の、懐かしい、洋画と邦画を見てみたい。(沼朝2月8日号)
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  1. 2006/02/08(水) 14:14:59|
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