高齢者「街ぶら」満喫
商業者がバスツアー企画 沼津

沼津市中心街の若手商業者らでつくる「おまち彩生研究会」は26日、同市戸田地区の高齢者を中心街に招き、さまざまな体験や買い物、食事が楽しめる「沼津街ブラバスツアー」を行った。
買い物に苦労している郊外の高齢者の支援と、中心街の活性化を図ろうと、初めて企画した。戸田地区からマイクロバスで約1時間かけて訪れた70~80代の高齢者21人が、研究会メンバーの案内で、七夕祭りが行われている沼津仲見世商店街、新仲見世商店街、沼津銀座通りを散策した。
新仲見世商店街の井草呉服店では、ハンカチの墨流し染めを体験した。店主で研究会メンバーの井草雅彦さんから手ほどきを受けながらオリジナルのハンカチを完成させた。
戸田地区の高齢者団体、すこやか沼津戸田支部の佐々木節朗支部長(83)は「自分で車を運転できず、買い物に苦労している人が多いので助かる。商店街の楽しさも伝わるイベントなので、定期的に開いてほしい」と述べた。同研究会は7月3日にも、市西部の浮島地区の高齢者を対象にしたバスツアーを計画している。
(静新平成26年6月28日朝刊)
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- 2014/06/28(土) 13:12:18|
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