中心街に高齢者住環境
沼津市長 中長期的整備示す
沼津市の栗原裕康市長は23日の定例会見で、西武沼津店の閉店や総合コンベンション施設「プラサヴェルデ」の開業(2014年夏予定)などの変化が続く中心市街地の今後について、高齢者が住みやすい住環境を中長期的に整備していく考えを示した。
栗原市長はJR沼津駅周辺に住居空間が少ない現状や高齢化社会が進む社会情勢に触れ、「自動車の免許証を返納した県東部の方々が、最も都会的な生活ができる環境を整備していきたい」と述べた。その上で、都市計画で定めている建物の高さ制限や建ぺい率について「現状のままでは小さな建物しか建てられない。行政サイドの課題として整理していく」と話した。また、沼津駅の南北通行について、ガード下を迂回(うかい)する現状のルートを官民であらためて検証する新規事業を、来年度に行うことを明らかにした。市民からはこれまで、南北自由通路の建設を求める声が上がっていたが、栗原市長は「駅北側の区画整理が進み、だいぶ歩きやすくなってきている。障害者の視点も含めて、今後どんな改善が必要か市民と一緒に現場で考えていきたい」と語った。
《静新平成25年1月24日(木)朝刊》
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- 2013/01/24(木) 04:17:36|
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