小型EVでカーシェア
トヨタが試験運用

トヨタ自動車は1日、小型電気自動車を利用したカーシェアリングの試験運用を愛知県豊田市で始めた。中京大豊田キャンパスと名古屋鉄道浄水駅などとの移動に活用し、課題を検証する。
車両はグループのトヨタ車体の「コムス」10台で、充電設備を備えた専用駐車場を大学構内と駅の計4カ所に設置。学生や教職員約100人が参加し、スマートフォン(多機能携帯電話)などで利用予約する。出発地と異なる専用駐車場でも返却できる。
1年後をめどに、車両や専用駐車場を増やし、利用者を中京大関係者以外にも広げ、有料サービスを始める計画。ヤマハ発動機の電動バイクや電動アシスト自転車の導入も検討している。
トヨタの都市交通システムの担当者は「日常の足として十分使えるか、使い勝手を検証し、課題を洗い出したい」と話している。
トヨタは1日、名鉄などと連携し、車や電車といった複数の交通手段を組み合わせた移動ルートをスマートフォンで案内するシステムの試験運用も始めた。道路の混雑状況を考慮し、二酸化炭素の排出量と利便性に配慮したルートを示す。カーシェアの小型電気自動車の予約機能も追加する予定。
《静新平成24年10月2日(火)朝刊》
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- 2012/10/02(火) 09:13:17|
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