「きつねの嫁入り」商店街挙げ祝う
沼津 新郎新婦囲みパレード

沼津市上土町の上土朝日稲荷神社にちなんだまちおこしイベント「きつねの嫁入り行列」(沼津あげつち商店街振興組合主催)が20日、市中心街で繰り広げられた。キツネ化粧を施した新郎新婦と地域住民ら約200人が、神前式やパレードで地域を盛り上げた。
同商店街が1955年前後に行っていた誘客行事に由来する催しで、2010年2月に地域を挙げた婚礼行事として再開し3回目を数える。今回は神社に隣接する沼津リバーサイドホテルのオープン記念を兼ねた。この日挙式した同ホテル社員の山田貴章さん(33)と早出美智子さん(32)が主役を務めた。
あゆみ橋から人力車で会場入りした早出さんを山田さんが出迎え、神社を仰ぎ見る川の階段堤の祭殿で儀式に臨んだ。多くの来場者が永遠の愛を誓う2人を盛大に祝福した。
山田さんは「予想以上の人出に緊張したが、多くの方に祝われてうれしい」と笑顔を見せた。
行列は2人が乗る人力車に、かみしもや法被姿の住民が続き、市街地を練り歩いた。アート集団「ノーマジーマモーテンテン」が昭和時代の家族を演じるパフォーマンス「野間家」も加わり、パレードを盛り上げた。
同商店街振興組合の内田祥一理事長は「地域の文化遺産として、今後も町おこしにつなげていきたい」と話した。
(静新平成23年11月21日朝刊)
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- 2011/11/21(月) 09:34:31|
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