「再開できない」沼津・清水町合併協・清水町長が正式回答(静新8月3日朝刊)
沼津市・清水町法定合併協議会の再開問題で、清水町の平井弥一郎町長は二日、沼津市役所に斎藤衛市長を訪ねて地区懇談会の結果を報告し、「再開はできない」と正式に回答した。同市から合併協の廃止とごみ・し尿処理受け入れの見直しの申し入れがあったことには「協議に応じる」とし、あらためて合併協廃止協議に応じる姿勢を示した。
面談は両首長と助役、正副議長が参加し、非公開で十五分ほど行った。終了後に会見した平井町長は「町民は沼津との合併協再開を望まず、二市三町(沼津、三島、長泉、函南、清水)を望んでいる。私も熟慮して判断した」と述べた。沼津との約束が履行できなかったことは「重く受け止めている。責任は十分感じている」と述べるにとどまった。ごみ・し尿処理の受け入れ見直しは「これから協議に入るので、現時点では予断を持つコメントはできないが、町民生活に影響が出ないよう努力したい」とし、面談で継続要望はしなかったという。斎藤市長は「段階的合併を進める上でも、清水町との関係があいまいでは次のステップに進めない」と述べて廃止協議の必要を示し、近いうちに第一回協議を開催したいとした。
合併協再開せず(朝日新聞8月3日朝刊)
清水町長が回答沼津市に沼津市と清水町の合併協議会を再開することを約束していながら、回答を半月延ばしてきた清水町の平井弥一郎町長が2日、斎藤衛沼津市長に「町民の意に反して合併協を再開することはできない」と回答した。斎藤市長もすでに「存在意義の無い合併協の廃止」「ごみ・し尿の処理受託は今年度限り」の2項目を協議するよう文書で申し入れており、今後は清水町がごみ。し尿の処理をどうするかが焦点になる。
平井町長は昨年7月、「2市2町(沼津、三島、函南、清水)の合併協が立ち上がらなかった場合、沼津市との1市1町の合併協を再開する」との文書を斎藤市長に届けた。2市2町が白紙になった今年6月には、「住民向けの地区懇談会を経て、7月中旬に回答する」と斎藤市長に伝えていたが、中旬になっても回答が無かった。このため斎藤市長は7月22日に協議会の廃止などを文書で伝えていた。
両者の会談後、会見した平井町長は「自らの公文書をほごにしたことの責任は重く受け止めている」と話したが、ごみ・し尿の処理方法については「これから沼津市と協議する」と述べるにとどまった。一方、斎藤市長は「合併協を再開するのが一般的と思っていたので、(回答は)常識的には違うのでは」と疑問を呈し、「ごみ・し尿の処理は自治体の固有の事務。自前でやっていただくのが本来の姿と思う」との考えを明らかにした。
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- 2005/08/03(水) 11:04:13|
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