富士箱根伊豆観光圏形成へ 連携交流誓う
2008/02/01(静新webnews)
広域観光振興をテーマに意見を交わした富士箱根伊豆交流圏市町村サミット=沼津内
静岡、山梨、神奈川県37市町村による「第8回富士箱根伊豆交流圏市町村サミット」が31日、沼津市で開かれた。県境を越えた観光振興をテーマに意見交換し、国や県、関係組織と連携して広域観光圏の形成を目指す―とする宣言を採択した。
年1回のサミットで、石川嘉延静岡県知事、横内正明山梨県知事も来賓として出席。石川知事は「富士箱根伊豆圏域にはアジア地域などから旅行者の増加が見込まれる。連携して来訪者の波を受け止めることが重要」と強調した。
基調講演したJTB東日本国内商品事業部の高橋始地域統括部長は、同圏域の観光について、首都圏から誘客の伸びは見込めないものの、北海道や九州、海外からの需要は高いと分析し、富士山静岡空港の開港にも期待を寄せた。
意見交換では各首長から、伊豆地域の交通網整備、農業や漁業と連携した体験型観光など新たな観光資源の発掘、ITを活用した情報発信の工夫―などの必要性が指摘された。
宣言では▽圏域内の一体性強化▽富士山静岡空港開港や富士山世界文化遺産登録への動きなどを活用した観光振興▽観光資源の発掘と広域的ルートづくり―など、新しい広域観光圏の形成に向けた施策を掲げた。
サミットを運営する富士箱根伊豆交流圏市町村ネットワーク会議には、今年4月、西伊豆町が新たに加入する予定で、県内からの参加は20市町となる。
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- 2008/02/01(金) 20:36:53|
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