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あきんどブログ記

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9年ぶりの灯

「9年ぶりの灯」大丸浜松2010年出店へ・権利調整今後の課題
フォルテやザザ中央館・周辺施設に思惑

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「地権者の人たちの意見がよくここまでそろってきたと感慨深かった」。五年八カ月前、突然破産した旧百貨店「松菱」(浜松市)の破産管財人を務めた黒木辰芳弁護士(六四)は二十五日、松菱跡への大丸出店のニュースをこう振り返った。
複雑な地権、債権処理を担った黒木氏は、くしくも中心部の次なる「難題」の処理に当たる。鈴木康友市長が行財政改革の観点から売却方針を示した、第三セクター複合ビル「フォルテ」の管理運営会社「浜松都市開発」の社長に二十四日、就任したからだ。
フォルテの出資者は浜松市や遠州鉄道、地元金融機関、中部電力、浜松商工会議所など多岐にわたる。土地は市と遠鉄、建物は浜松都市開発と遠鉄が区分所有している。ビル内には演劇ファンの観賞拠点となっているホールや、交番などの公的施設もあり、黒木氏は「売却には賛否両論あり難しい問題」と見据える。現に浜松演劇鑑賞会は二十三日、ホールを存続するよう鈴木市長に求めた。権利調整や売却までの道のりは険しい。
鈴木市長が市長選のマニフェスト(公約集)に掲げた、再開発ビル「ザザシティ浜松中央館」再開発組合の約三十六億円の債務解決も、その道筋はたっていない。「大丸出店により中心部の活性化が動きだす」と喜ぶ中山正邦浜松商議所会頭(六六)も、大丸と隣接するザザ中央館の残債問題は「今は微妙な時期」と言葉を選ぶ。
市は大丸誘致による松菱街区再開発を核とした中心市街地活性化基本計画を八月に国に提出し、認定を得たい考え。認定されれば補助金が得られる見込み。一方で、国の補助金を受けたザザシティ中央館の再開発の債務問題は積み残ったまま。国の認定を得るためのイメージを気にする地元政治経済関係者もいて、ザザ問題解決の本格着手は、活性化計画申請、認定時期のここに来て、慎重になる背景もある。
残債問題の解決のため、前市長が市議会に提案した組合支援案は全会一致で否決されている。その後、組合が債務清算のため民事調停を申し立てたが、成立のめどがたたず取り下げた経緯もある。鈴木市長は大丸出店会見で出たザザ問題に対する質問に「かなり権利関係が複雑」と慎重な答え方をした。組合の債権を抱える五つの金融機関の動向も無視できない。ある金融機関の関係者は「現時点では市中心部の発展のため債権売却などの動きはないが、いつまでも問題が解決せず、債権がバラバラになったら取り返しがつかない」と本音を明かす。
複雑な債権を一本化し、ようやく大丸出店にこぎ着けた浜松市。市が絡む三セクや再開発の権利調整をどう図るか。大丸出店という光の陰にある問題は残っている。(大丸出店取材班)(静新平成19年7月26日(木)朝刊)
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  1. 2007/07/29(日) 13:04:04|
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